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2005年06月14日

放送禁止歌


放送禁止歌


放送禁止歌、というものがあるのはご存じでしょうか?

是非ともこの本を読んでいただきたいので、中身は割愛しますが、例えば放送禁止歌の中にはザ・フォーク・クルセターズの「イムジン河」や赤い鳥の「竹田の子守唄」などがあります。


ちょっとだけこの本の内容に触れますが、実際には放送禁止を取り決めたものはないんですよね。ガイドラインがあるだけで。しかも、そのガイドラインは今から17年前に無効となっています。

著者はテレビディレクターでもある森達也氏ですが、森氏が深夜番組の中で放送禁止歌をとりあげる経緯からその後までを記した作品となっています。


フォークソング全盛期であり、学生運動の全盛期でもあった1960年代から70年代にかけて、次々と発表された唄たちが、なぜ放送禁止になったのか。


このことに言及しながら、日本では一番のタブーとされてきた「部落問題」について触れている。



赤い鳥によってブレイクした「竹田の子守唄」。

この歌は、被部落差別地域である「竹田」で歌い継がれてきた曲が原点となっているのを知ってましたか?


部落で歌い継がれていた曲、ということで放送禁止扱いされてきたこの曲。




私が映画「パッチギ!」に興味を示し、部落問題について色々感じることがあるのは、京都に住んでいるからであり、父が「パッチギ!」の舞台となった東九条に住んでいたからであり、私の住んでいる地区の隣が竹田地区だからである。


京都に住んでいる限り「部落問題」とは切っても切れないものがあると考えている。

それほど、私にとって「部落問題」は身近なものである。



私が小学生の頃(おそらく歴史の授業があった5年生の時だと思う)に、そういった「部落」のことを知った。しかし、学校では詳しいことは習わず、直接部落とはなんなのかを知ったのは親から聞いたことであり、夏休みにやっていたテレビアニメからである。


前述の通り、父は東九条に住んでいた。「パッチギ!」を観に行ったあと、父に「イムジン河を知ってるか?」と質問したら、「フォークルが歌う前から知っていた」と言われた。父が通っていた小学校は、在日の子供たちと日本人の子供たちが半々くらいだったそうだ。

在日の人たちにたいして、当時差別意識を持っていた京都人にとって、その状況は理解しがたいものらしかった。父曰く「北の方から新しくきた先生は、ものすごく驚いていた」らしい。
東九条に住んでいた人たちにとって日本人と在日の人たちが同じ空間にいることは当たり前のことだったが、それでも父の親は子供たちを中学からは私立に行かせた。父の同級生のほとんどがそうだったらしい。


そう。

父は、部落地区には住んで「いなかった」のである。

というよりも、東九条のあの一帯に在日の人たちが集まっていただけであると思う。

今を生きる若者にとっては、別にそんなこと気にしない。日本人であろうが在日の人であろうが。余談だが、小学校の時の私の学年の4分の1は在日2世3世だった。当たり前の環境にいたから、別にそれが変なことだとは思わない。同級生は同級生で、友達は友達だ。


だが、根っからの京都人はそう思っていない。

祖母世代の親戚たちには、差別意識がある。


九条周辺の河原町と鴨川の間は通ってはいけない(しかし、ここには父の元住んでいた工場があった。今は駐車場になっているが。)
七条のどこそこ、竹田のどこそこ、向島のどこそこ。


その地域の話をすると、一瞬顔が曇る。


京都に住む人たちにはまだ、差別意識が根強く残っている。



中学に入って、道徳の時間に「部落問題」がテーマになったことがあった。

ビデオを観て、先生が「部落」とはなんなのかを話してくれはった。


そこらへんから、竹田の一部が部落なのだ、ということを知った。


竹田学区が通う中学校は何故か綺麗で。
その綺麗な中学には、優秀な先生がたくさんいて。
あの地区の施設は何もかも綺麗で。

そういったことがすべて「あそこは部落地区だから」の一言ですまされてしまう。


なんだか違わないか?


京都府は、全国に先立って地区改良事業を行い、同和対策事業特別措置を行った。その中に部落地区出身者の優先公務員採用制度なんかがあったりするのは、京都に住む人たちにとって周知の事実だ。


なんか違わないか?


子供心に疑問に思うことは、誰でもが疑問に思ってきたことで。

それを「部落」だから、の一言ですましてしまうのは、おかしいんじゃないだろうか。



歴史を隠さず、ちゃんと見つめ、自分たちがおこなってきたことを認識しそれを後世に伝えていかなければならないのではないだろうか。

戦争にしても部落問題にしても。


過去にあったことを美化するのではなく、事実として受け止め、それから自分で「考える」ことをしなければならない、と私は思う。



あなたのご意見ご感想を是非、コメントしてください。
posted by sayu at 04:36| 京都 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | まじめに語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
放送禁止歌、知ってますよ。

確かに今の人たちにとって部落というものは何なのかさえもわからず、私も住む地区によって人の地位が傷付けられたりすること自体、何故なのかが分からなかった。
私の地元でも祖父母代の人たちはたまに「あの辺に行ったらあかんで」という人がいて、なんだか不思議というか何で??と疑問に思うことがある。

京都では部落差別がまだ残っているみたいですね。
そういえば母親から前に聞いたことがありました。母は別に部落差別とかしているわけではないし、むしろ反対派なので、場所は言わないけど差別は残ってる、という感じで教えてくれました。
道徳で最近は正しい知識・理解をさせようと努力していますが、いつかなくなる日は来るのでしょうか?
Posted by もげ at 2005年06月16日 12:28
差別がなくなる日・・・差別のない世の中にしていくべきだと思う。

でも、部落地域リストみたいなのを企業が持っていたりする限りなくなりはしないんだろうな、、と思う。

そして、「あそこは部落なんだ」っていうことだけを知っている人がいる限りなくならないと思う。


どうして、部落というものができたのか。どうして差別されるのか。どんな差別をされてきたのか。そして自分たちはどうしていかなければならないと思うのか、を考えていく教育をしていかなければならないと思う。。
Posted by sayu at 2005年06月16日 22:27
僕の親も部落や在日朝鮮人に敏感です。 ずっと京都に住んでいるのでいろいろあったらしいです。
今も京都に住んでいますが、やっぱり、部落地域に行ったりすると雰囲気が違うのがわかります。
お互い(差別する方もされる方も)理解しあって住みやすい町にしたくないですか?いつまでも昔のことをひっぱるのはやめにしませんか?
僕はそうしたいです。人間、善と悪があるのは当たり前です。善なら善で心からいいことしましょう。悪なら悪でとことんやって、自分が何したかを見つめ直すべきです。なにが言いたいかというと、差別されてるからって何をやってもほっとかれると思ったり、それを見てみぬふりをしたり。そうゆうことはやめましょうよ、そんな地域つくらないでおきましょうよ。
僕の友達にも在日や部落なんていくらでもいます。だけど、壁を感じるときがないです。なぜなら友達だからです。みんな人間なんです。その人の中身をみましょうよ。
一人でも多くの人が僕の思いを理解してくれたらいいです。
Posted by 匿名希望 at 2005年08月01日 00:38
亀レスその1〜orz

なんというか、その人の表の情報だけで人を判断してしまいがちになりますよね、、、

部落出身者だとかそんなことどうでもよくて、ホント中身なんですよね。中身。

今現在の社会は見て見ぬふりするところが多いけど、私たちがつくる社会はそんなことなくして、みんなが心地よく生きていける社会にしていきたいなぁ、と思います。
Posted by sayu at 2005年09月04日 00:36
できれば竹田のどのあたりか詳しく教えて
ほしいと思います。
Posted by こうた at 2006年03月28日 05:39
> 竹田のどのあたりか詳しく教えて

場所を詳しく知りたいという人がいると聞いて
被差別部落の人はどう思うでしょうか?

何も意見を言わないで、場所だけ質問すれば興味本位だと疑われてしまいます。

まったく注意が足りないと思います。
Posted by CARL at 2006年03月28日 15:04
確かに差別は悪い事だ。でも残念ながら長年にわたり、差別を受けて来た人達の中には、かなり屈折されていて、深く付き合うと、とても常識では考えられない非常に酷い事をしてくる事がある。僕の周りにもそんな思いをした人達もいる。
理由がなくて差別などしないよ。
Posted by at 2011年01月27日 21:29
確かに差別は悪い事だ。でも残念ながら長年にわたり、差別を受けて来た人達の中には、かなり屈折されていて、深く付き合うと、とても常識では考えられない非常に酷い事をしてくる事がある。僕の周りにもそんな思いをした人達もいる。
理由がなくて差別などしないよ。
Posted by 名無し at 2011年01月27日 21:31
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